工務店、飲食業、サービス業。直接提供する方が企業ではなく個人となる。
それがBtoCビジネスです。BtoBビジネスに比べると裾野が広くなる分、競合も多くなったり地域間での同業他社のライバル競争も激しくなっていく中で、どうやって広報を組み合わせてBtoCビジネスの中での勝ち筋を見つけていけるのか、解説していきます。
BtoCビジネスとなったときに、SNSを使って情報を届けることは当たり前のようにやられている企業が増えてきました。
ただSNSをやっているということは、広報ができているとは必ずしも結びつきません。
広報をしていき、ファン化を目指して作れていること。これがBtoCビジネスにおける広報ができているというところになります。
では届ける情報は何を届けているのか?
それは「顧客が欲しい情報」になっているかどうかとなります。
究極の言い方をすれば、顧客がその商品を欲しい!サービスを買いたい!とする場合、届ける情報は商品、サービスのPRとなります。
ですが、なかなかそういうケースはありません。なぜなら、購入行動につながる最初は「まず知るところ」から始まり、その段階から「商品をPR」されてもそこまで購入行動が追いつけていないので、必要とない情報として弾かれてしまいます。
まず行うこと。それはBtoCで同じ業界でSNSを使っている。発信量も定期的に行われ、フォロワー数も多いところを調べ切ることです。
なぜ「発信量が定期的に行われている会社」を探すのか。
それは労力があっても、会社として集客できる・効果のあるものを実感できているものとなります。
つまり「SNSで結果が出ている」というところに確実に近くなります。(この時にフォロワー数が多いことも、「欲しい情報を届けている」ことの証明になります。
また調べるときには、同じ地域ではなく全国を対象にしてOKです。そうすることで参考になるアカウントが見つかる可能性がグッとあがり、これまで自分達の発想では出てこなかったものがでてきます。
そうやって調べていって「最低でも10のアカウント」を探しておきましょう。そうすると次にどうなるのか?
「良い情報・アカウント」がなんとなくわかってくるので、逆の「興味につながらないアカウント」がわかるようになっていきます。良い悪いがわかることは、情報発信するときに「これがベストかどうか」の軸を作っていくことにつながっていきます。
そうやって良い発信、興味のない発信というのが同じ業界でわかるようになっていくと、次にコンセプトシートを作っていきます。
◻︎SNSを行う会社としての目的はなにか?
◻︎1年後に得たい目的への目標指数
◻︎そのために誰に一番刺さるようにしておくのか?
◻︎刺さるコンテンツを作っているアカウントを5つ明記する
◻︎それらのアカウントのGoodとBadポイントをそれぞれ5つ列挙する
◻︎自社で組み合わせたときのコンテンツ軸を10個考える
◻︎3日に1回の投稿頻度でスケジュールシートを作成していく
◻︎コンテンツ作成日(撮影日)を決める
これらをまとめておくことで、ゴールへの道筋を言語化させておきます。そうして役にたつ情報を作り届けていくことで、「目的に必要なターゲットがみたい情報」になり、フォロワー数を増やしファンを増やしていくことにつながります。
もちろん最初に考えたものは、実はあまり伸びなかった。見られなかったというのもあるかと思います。
ですが、そこで諦めず「なぜこの情報はダメだったのか?」「なぜこの内容は良かったか?」を検証し、改良していくことで、確実に自社にピタッとハマった方向性を作れていくことができます。
その積み重ねが、中小企業におけるBtoCビジネスのSNS広報成功の鍵につながります。
今回は中小企業がBtoCビジネスを行う中で、SNS集客を行う場合のポイントを解説していきました。
イメージはわかったけれど、SNSを社内でしようにも人材もいないし社長一人だけでは考えていけないということも多くあると思います。
当社では、中小企業専門で滋賀県に特化してSNS運用支援を行なっている会社となります。
業種もさまざまなものを対応しており、動画、SNS、Web、紙、イベントを通した広報を日々実践しております。